「雰囲気があるね」って言われるけど、これってどういうこと?

雰囲気があると言われたことはありますか?

雰囲気の意味を見てみると、

雰囲気(ふんいき)は、
ある特定の場所や事物、人物を取り巻いて感じられる、
光や音、匂い、気配などを総体として捉えて語ったもの
~ウィキペディア~

「総体として捉えたもの」というところから、その正体が複数であることが分かります。

だからこそ、この言葉を言われると、

お玉ちゃん
それは褒め言葉なの?
つばき
他に言葉が浮かばない時の、
都合の良いお世辞だったりして〜

とちょっとその真意を疑ってしまうことはないでしょうか?

また、

つばき
上手く言えないけど、とっても空気感が素敵な人!

って思える人に出会った時、しっくりくるのがこの「雰囲気がある」という言葉ですよね。

この上手く言えないけれど何だか良い空気感を表す「雰囲気がある」。

今回は「雰囲気」の正体を探っていきます。

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雰囲気があると言われている芸能人は?

まずは芸能人で雰囲気があると言われている人を見てみましょう!

~男性~
綾野剛  星野源  小栗旬
菅田将暉  瑛太 加瀬亮
オダギリジョー 松田龍平

ちなみにこの男性陣の中の、瑛太さんとオダギリジョーさんを除いた方たちは、

イケメンじゃないけどカッコイイ芸能人にも選ばれている人たちです。

もはや顔の造形を超えたカッコ良さを持っている人ということですね~。

~女性~
水原希子 松嶋菜々子  小雪
黒木メイサ  蒼井優
高岡早紀  椎名林檎  壇蜜
吉高由里子 井川遥

私が個人的に「雰囲気ある女性」でイメージするのは、時代はかなり遡りますが山口百恵さんがダントツトップです。

醸し出す圧倒的な空気感は「雰囲気がある」と言えるのではないでしょうか。

「雰囲気があるね」と言ったり言われたりするとき、

「それは『美人』や『イケメン』ではない人に言う誉め言葉だ」

と思っている人もいるかもしれません。

それでは、「美人」や「イケメン」に雰囲気のある人はいないのでしょうか?

たとえば先程挙げた女性芸能人の中の「黒木メイサ」さんは、完璧な美しさを持ちながらミステリアスな雰囲気も漂わせていますよね。

つばき
ってことは、顔の造形は関係ないかもしれないね!
 
 
また、雰囲気があることで美人やイケメンに見えるという効果もあるのです。

現に人気の高い芸能人の方の中で、

つばき
アレ?この人よく見るとそんなにカッコ良くはないかも…
 
 
と気づくことはありませんか?

けれども、顔の造形はイマイチでも溢れる魅力で「イケメン」や「美人」にしか見えなくなってしまいます。

先程チラッとお話したイケメンじゃないけどカッコイイ芸能人がソレですね。

「雰囲気がある人」は、外見を超越して影響力を与える人と言えるのではないでしょうか。

雰囲気があると言われる理由その1 色気がある

お玉ちゃん
ミケちゃんを見かけると、つい近くに行きたくなっちゃうんだよね〜

ここでの「色気」とは「いやらしさ」のことではありません。

「色気」は興奮よりも、フラ~ッと近寄りたくなる感じ。

美輪明宏さんが語る「色気のある女」についての言葉を読んでみましょう。

この人は自分に恥をかかせることはないだろうな

と思わせる言葉、態度。

日常のさりげないしぐさで伝わる

上品な優しい雰囲気。

それが色気の正体です。

エロと色気は違います。

見える部分を繕(つくろ)って勝負をかけても、

男はいとも簡単に見抜きます。

~『愛の話 幸福の話』美輪明宏著~

言葉では語られなくても感じられる優しさ思いやりが「色気」となります。

つばき
え!?何?
 
 

こんな対応をされると「この人には傷つけられるんじゃないか!?」と近寄りたくなくなってしまいます。

一方、

つばき
なぁに?
 
 
と受け入れてくれてくれる包容力を感じさせる人もいます。

視線やちょっとした所作。

何気ない仕草で気遣いを感じさせてくれる人です。

つばき
丁寧に接してくれる人がいたら、嬉しくて気になっちゃうかも…!
 
 

男女問わず、繊細な気遣いや温かさを感じた時、人は「色気」という雰囲気をその人に見るのかもしれませんね。

雰囲気があると言われる理由その2 独自の世界観

「雰囲気がある」ということを「個性派」と混同してしまうかもしれませんが、私は少しだけ違うもの感じています。

「多数派ではなく自分は自分である」という強い主張と「何だか分からない美しさや存在感がある」こととは少し印象が違いませんか?

多分、個性が強すぎるとそれは「個性的」となると思うのです。

どこかこだわりを感じさせつつも、行き過ぎず周囲と調和している感じ、と言えば伝わるでしょうか。

他の人と同じようだけれども、よく見ると洗練された何かを感じさせ、それが存在感となって人とは違う空気感を発している人。

その外見や服の選択だけではなく、人間性からもそのようなことが感じられた時「雰囲気がある」に繋がるなと捉えています。

なぜか人込みの仲でもその人だけ輪郭がハッキリと見えるような、存在感がある人っていませんか?

外見が整っているだけでは感じられない、垢ぬけ感のある人。

能動的な人生を生きる意思を感じる人。

「雰囲気がある」とは自分という人間をきちんと見つめ受け入れて、人生を意志的にコーディネートしている人にしか出せない味わいなのかもしれません。

雰囲気があると言われる理由その3 芯の強さ

優しさや思いやりの空気感だけでは、この「雰囲気がある」にはつながりません。

優しさや思いやりの中にどこか凛とした一本筋の通ったものを感じさせる人が、「雰囲気がある人」ではないかなと思うのです。

他者の意見に飲まれ、常識にさゆうされるだけでは、何かが違うと思わせる独特な味わいは醸し出せません。

「この人何かが違う」

と感じさせる人は、内面が何かを物語っている場合が多いのではないでしょうか。

たとえ人に話さなくても、物事を自分なりの角度で考えていることが、目を見れば分かってしまいます。

その意見を他者を攻撃するためにとか、自分のアピールとして相手に伝えるのではなく、自分の中に秘めていると言えば良いでしょうか。

人は自分の主義主張を、承認欲求を満たすために相手に伝えることが多いものです。

しかし、この「雰囲気がある」と言われるタイプの人は、自分がどう評価されるとかはあまり気にせず、相手との調和を大切にする人。

相手の意見も察しながら自分の立場もきちんと持っている。

そんな懐の広い、本当の意味で成熟度の高い大人を見た時に、人とは何かが違う「雰囲気」を感じてしまうのでしょうね。

雰囲気があると言われる理由その4 ミステリアス

何でもかんでも話したがる人や天真爛漫な人に、「雰囲気がある」とはあまり言いません。

会話をしていても底が見えないような、完全に自分の心の内を話すことがないような人は、深みを感じさせてくれます。

イギリスの思想家、カーライルのこんな名言があります。

雄弁は銀。沈黙は金

(雄弁は大事だが、
沈黙すべきときを心得ていることはもっと大事だということ。)

~思想家 カーライル
「衣装哲学」にみえる言葉~

何でもいつでもどこでも話すのが良いというものではありません。

寧ろこの言葉の逆で、沈黙が常で「話すときを心得ている人」が「雰囲気のある人」ではないかと思います。

「この人は一体どんなことを考えているんだろう…」

「何を考えているのか読み取れない」

「秘すれば花」という世阿弥の言葉のように、秘めていることがかえって想像を膨らませることになり美しさを生むもの。

そしてふとした時の飾らない言葉一つに重みがあり、丁寧に日々と向き合って過ごしていることが分かれば、

「この人何かが違う」

「もっとこの人を知りたい」

という存在の美しさや吸引力のある魅力を感じさせるということですね。

また、自分の中の最後の領域だけは踏み込ませない、というどこか孤独を抱えた人が醸し出す独特なものかもしれません。

雰囲気があると言われる理由その5 声の魅力

実はこの聴覚の影響はかなり大きいのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

聞いていて心地よい声のトーンや大きさペースなどは、内容よりも大きな影響を与えています。

有名なメラビアンの法則では以下のようにしめされていますね。

~人が受ける印象~
視覚が55%、聴覚が38%、言語が7%

「声フェチ」の人もいますよね(笑)

特に音によって情報をキャッチしやすい聴覚タイプの人にとって、声の心地よさは重要ポイントではないでしょうか。

ちなみに、男性の好きな女性の声は、

・アニメ声

・鼻にかかる甘えた声

・ハスキーな声

・落ち着いた声

だそうです。

芸能人イメージ…新垣結衣・松嶋菜々子・中谷美紀・沢尻エリカ・深津絵里・石田ゆり子

カワイイ!という声だったり、大人の魅力を感じさせる声の持ち主ってことですね。

松嶋菜々子さんは、外見が落ち着いているのに声が可愛らしくて、このギャップが良い!という人が多いそうですよ。

続いて、女性が好きな男性の声は、

・低音

・ゆったりと落ち着いた話し方

・高すぎず低すぎずの声

芸能人イメージ…斎藤工・三浦春馬・瑛太・玉木宏・福山雅治・谷原章介

この方たちは確かに、見た目も素晴らしいですが美声の効果もかなりあったのではないでしょうか。

低音の魅力や、爽やかで透き通るような声の方が好まれるようですね。

声が素敵だと言われたことがある人は、発する雰囲気を変えてしまうほど大きな魅力を持っていると言っても過言ではありません。

雰囲気があると言われる理由その6 浮世離れ感

透明感のある空気をまとっている人がいます。

そんな人は、まず悪口や不平不満などは言いません。

職場でそういう話に花が咲くことがありますが、なぜかその人にはそんな話はタブーなような気にさせられます。

もしかしたら一部の人からは「ツマラナイ人」と思われちゃうかもしれませんね。

何せ悪口を言い合って誰かを攻撃している時って、最高に自己肯定感が満たされるのでとっても楽しいものですから。

また、現実感や生活感を感じさせない人俗っぽさがない人とも言えるのが「雰囲気のある人」と言えます。

日々の生活がその人の雰囲気を作っています。

部屋の状態、インテリア、物や人に対する接し方、関わっている人、社会への関わり方、食事などなど。

その人は単体で存在しているのではなくて、全ての影響を受けて総合的に存在しているということですね。

毎日を丁寧に生きている人は、自然とそれが所作に表れその人の空気感となります。

例えば何気ない一言の言葉遣いかもしれませんし、お茶の出し方かもしれません。

ほんの些細なことが、見る人に印象深く残るのです。

雰囲気があると言われる理由その7 目の深み

吸い込まれそうになる瞳は、雰囲気を構成する大きな要素なのかもしれません。

多くを語らないのが「雰囲気のある人」だという話をしましたが。

だとすると、

見透かされそうな澄んだ瞳

饒舌ではないけれども能弁さを感じさせる瞳

これらを持っている人は、独特な雰囲気を醸し出していると言えます。

また、どこか儚げであったり、哀愁や憂いを帯びていて何かを悟ったような人は瞳が違いますよね。

「雰囲気」というものは、屈託のない明るさを持った人よりも、

どことなく陰があり清濁併せもって人生を眺めているような瞳を持つ人に多いのではないでしょうか。

善悪と明確に定めずに、懐広く受け入れているような目を持つ人は、きっと不思議な雰囲気を放っていることでしょう。

 

まとめ


カワイイ・スタイルが抜群・美人・イケメンなどなど。

外見を形容する言葉は沢山ありますよね。

もしかしたら「雰囲気がありますね」というこの言葉は、それらより高次の状態を指すのではないかと思うのです。

私たちには肉体がありますから、それによって人格を表現して生きています。

それは外見を整えることだったり、話し方を変えることだったりすることである程度調整は可能です。

けれども「雰囲気」を体現ことは、一朝一夕で成せる業ではありません。

「雰囲気がある」というのは、造形を超えた「内面の美しさ」の現れであって、少しずつ自分に磨きをかけてきたからこその「浮世離れ感」なのではないでしょうか。

言葉にせずとも何となく出てきてしまった空気感を「雰囲気」と呼ぶのですから、人間性を誉めてくれているのに等しいということです。

歳を重ねれば重ねるほど、生き様が肉体をまとう空気になって醸し出されます。

評価が欲しい訳ではないのですが、人から「雰囲気がありますね」と言われるような人生を送れれば最高だなぁと思ったりするのです。